ナチュラルクリーニングでの重曹の使い方や、クエン酸、スプレー、箒、洗濯、掃除、水洗いなど、
ナチュラルクリーニングに関する話題です。
ナチュラルクリーニングは、重曹やクエン酸を使用すると手軽に簡単に行う事が出来ます。
ところで、ナチュラルクリーニングとはどういう意味でしょう。
それは、出来るだけ身の回りに普通にある、自然・天然の物質を使用して、
健康や環境、そしてお家に優しい掃除を行う事だと思います。
私が幼い頃、母がお茶っ葉の出がらしを急須から取り出して畳にまいたり、あるいは、濡らした新聞紙を細かくちぎって床などにまいて、箒がけの掃除をしていました。汚れを落とすというよりも、ホコリやゴミを取る掃除方法ですが、これも、ナチュラルクリーニングですよね。
横文字になると、なんだか新しい事のように感じてしまうのですが(私だけ?)、実は、昔から行われていた、ごく「当たり前」の掃除方法なのですね。ちなみに私も和物の箒(棕櫚、しゅろ)を使っています。床を掃く時の「サッサッ」という音が好きです。
では、重曹やクエン酸が、なぜ健康やエコに優しいのかと言いますと、
それは、合成洗剤とは異なり、化学的に合成された物質を基本的には含んでいないからです。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は、海水、湖水、鉱石、あるいは塩といった自然物から生成する事が出来ます。白い粉末状でアルカリ性、無臭です。ちなみに石油から化学合成して作る事も可能ですが、ナチュラルクリーニング的には、そういった商品は使用しないほうが良いでしょう。
仕様用途について、もっとも馴染み深いのは、ベーキングパウダーでしょう。
また、医薬品、入浴剤、脱臭剤、洗浄剤、消化剤、中和剤などの原料として広く利用されています。
家庭におけるナチュラルクリーニングとしては、キッチンのシンク、排気ファン、冷蔵庫、レンジ、オーブン、食器洗い機、コンロ、フライパン、鍋、洗面、風呂、洗濯機、トイレ、配水管、窓、壁、襖などなど、お家の幅広い箇所に対して、水洗いや水拭きで清潔にするする事が出来ます。衣類の洗濯の洗浄・柔軟剤として活用されている方もいらっしゃいます。ペットのトイレの消臭剤としての使い方も出来ます。
重曹の使い方としましては、「直接振りかける」、「水に溶かす・スプレーする」、「水に溶かしてペースト状」といった使い方があります。スポンジや雑巾などに含ませてから拭きそうじを行うと効果的です。少量の酢を併用される方もいます。
水溶液・水洗いとしての使い方の場合は、冷水よりも温かな水、ぬるま湯の方が良いかと思います。配合する分量については、ガンコな汚れの部分は、濃度を濃くして使います。また、部位によっては、しばらく放置してから洗い流します。
クエン酸は、弱酸性でサツマイモのデンプンなどから精製出来ます。梅干、レモン、グレープフルーツに代表される、酸っぱい系・柑橘系の成分です。食品添加物やザプリメントとして広く利用されていますが、毎日の健康のために、粉末を水に溶かして飲用されている方も多いですよね。
アルカリ性の汚れである水垢などのそうじに適しています。ナチュラルクリーニングでの使い方の例としては、ポットの中や水道の蛇口回り、トイレなどに用います。クエン酸も、洗濯の柔軟剤に利用出来ます。
重曹、クエン酸は、ドラッグストアやスーパーの食品売り場、家庭用品売り場、通販で入手可能です。
これらを活用したナチュラルクリーニングの水洗い掃除で、お家の中をピカピカにしてみませんか。
内モンゴルの地下から掘り出した天然ソーダ灰を100%使用した重曹です。
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合成洗剤の洗浄のメカニズムは、界面活性剤の乳化作用によって、物に付いた汚れを浮き上がらせ除去します。
最近では、エコなどに配慮した商品も多数ありますが、環境への影響が無い、とは言い切れません。
また万一、子供やペットが口に含んだりしないかと考えると心配です。
一方、重曹やクエン酸は、自然由来・天然由来の物質です。
界面活性剤は含んでいません。
例えば重曹は弱アルカリ性なのですが、酸性の性質を持つ汚れ成分と中和する事で、水洗いでキレイにします。
またクエン酸は弱酸性なので、アルカリ性の汚れ落しに向いています。
界面活性剤を配合していないので「洗浄力はどうかな?」と考える方もいますが、適宜、こまめに掃除するのなら心配ないと思います。
また、重曹などは、食品や医薬品など「口に入れるもの」の原料としても使用されていますので、からだへの影響が基本的には少ないのは明らかではないかな、と思います。
ナチュラルクリーニングに「うってつけのアイテム」という訳です。