大好評の郷土料理

各務原キムチ鍋は、2008年開催の第3回B−1グランプリで、堂々第3位(ブロンズグランプリ)に輝いた料理です。

出展数24の中での高得点なのですから凄いです。インパクトがあって、おいしいのでしょうね。興味が湧いてきます。

各務原とは、どこのまちなのかと言いますと、岐阜県に所在しています。

岐阜県各務原市は、岐阜市の東側に隣接する都市です。呼び方は「かがみはら」です。



マイルドな辛さの本格風。産地直送の各務原キムチです。10パックセット/価格3,300円 (税込)

キムチが特産品

それでは、なぜこの鍋が「各務原の郷土料理」なのでしょう。勉強不足でよく知らなかったのですが、
こちらでは、1999年頃からキムチが盛んに作られるようになったそうです。


これには、この食品が国内で人気がある食品であるのはモチロンの事、この都市に日韓親善協会が発足した事や、韓国春川市と姉妹都市である事が大きく関係しているようです。そして韓流ブームも追い風になったようですね。

そこで、まちおこし(都市おこし)の一環として、キムチをご当地の特産品にしよう、という動きになったそうです。イメージキャラクターは「キムぴ〜」。チェックしてみたところ赤唐辛子をモチーフにしているようです。所謂、ゆるキャラ系ですね。

作り方や販売について

産学官連携による「キムチ日本一の都市研究会」という団体の主導により、同団体が認定したお店が、
「各務原キムチ」の のぼりを立てて製造販売しています。


作り方については、多彩な野菜が使用されており、風味はお店によって異なり、バリエーションに富んでいるそうです。風味については、製造者によって異なるようですね。ただし、ご当地特産の「にんじん」と、春川市の特産の「松の実」を入れる事が決まりです。なお商品は現地のお店の他、通販でも購入出来ます。

キムチ鍋とチゲ

各務原には、前記の団体HPによると、たとえばオムライス、カレーライス、ラーメン、サンドウィッチ、パスタ、チャーハン、お好み焼き他、ご当地キムチを使用した創作料理を提供しているお店が本当に沢山あります。

その中で、鍋料理を提供している店舗もあり、例えば「大翔」さんと言うお店が韓国の「キムチチゲ」や「プデチゲ」をアレンジしたものを提供しています。今般はこれを元にして、「各務原キムチ鍋」としてB-1に出展したのではないかと思われます。


どんな野菜のキムチを使うのか(通常のチゲの定番は白菜系)、また、作り方や、他に入れる具材によって、あるいは、コチジャンや粉唐辛子、味噌、醤油などの調味料・香辛料によって、鍋の味は変わってきますが、お店の方は、これまでに韓国へ何十回も足を運んで、味の研究や食材・調味料の吟味をしているのだそうです。熱い鍋を、ふーふー汗かきながら食べるとおいしそうですね。食べてみたいです。


ちなみに「チゲ」とは鍋料理といった意味で、プデチゲは「軍隊鍋」とも言われていている料理です。本場では、トッポギなどと並んで庶民的な鍋料理として人気があるものです。

各務原キムチの通販

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B−1グランプリ

数年前より、全国のB級グルメが競い合う祭典が開催されています。


各地の安くておいしい郷土料理や名物料理といった、地域色の濃い料理がその対象になっています。


古くから伝承されている食べ物もあれば、最近誕生した、わりと新しいメニューも参加しているようです。


記念すべき第1回目は2006年に青森県八戸市で、2007年度には静岡県富士宮市で開催されました。


そして、2008年度「B-1グランプリ」で見事第3位に入賞したのが、
各務原キムチ鍋です。

ちなみに2009年は、秋田県横手市で開催されました。

姉妹都市

春川は、ソウルの東80qに位置する都市で、ドラマ「冬のソナタ」の主人公たちが高校生時代に過ごした場所として、日本でも有名になりました。


そう言えばペ・ヨンジュン氏も、自身でプロデュースしたキムチを発売していますね。